#3776 河口 万年筆 PNB-25000K
| |
富士山の標高3776メートルから命名した「＃3776」。
日本最高の万年筆を目指した想いと実績を積み重ね、記念モデル「本栖」を皮切りに「精進」「西」「山中」と富士五湖をイメージして商品化をすすめてきました。
この度、その最後のモデルとして「河口」が発売されます。
夜明けを待つ河口湖をイメージの中心において、静寂の中に浮かぶ富士山と河口湖の湖面の情景を表現しました。
■ボディの色：夜明け前の一瞬に、深いブルーに染まる空と湖面に映るその色合いは、夜明けの青“ドーンブルー”と称されます。
湖の透明感の中に、この瞬間の色合いを溶け込ませました。
湖面は鏡のように張りつめた部分と穏やかに波立つ部分が交差するのがこの時間帯の特徴です。
この表情を光沢のある光線彫りで表現しています。
■富士山の表現：キャップ頂上部には富士山を模したパーツを配して、夜明けにうっすらと浮かびあがる富士山のイメージを表現しています。
■キャップリングの表現：これまでの刻印とは異なり、シリーズ最高峰に相応しいブランド表現として、立体文字を初めて取り入れ、ディテールまでこだわりました。
富士五湖シリーズの最後のモデル「河口」は、夜明けの河口湖と富士山が織りなす情景を詰め込んだ逸品です。
また、シリーズの特徴である「スリップシール機構」によりいつでもフレッシュなインクの状態で筆記することができます。
■「スリップシール機構」とは
従来の万年筆はペン先をカバーし気密構造にした場合、キャップの開閉でポンピングと云われるインクの噴き出しを起こし、これを防ぐことは極めて困難とされていました。
通気を持たせる開放構造にするしか方法が無く、次の問題がありました。
1. インクの水分が蒸発し、だんだん濃くなり、かすれ気味になる。
2. 3 ? 6 ヶ月使用しないと、乾燥して書けなくなる。
3. インクの水分が揮発して染料分が内部構造にこびり付き、 インククリーナーセットによる洗浄や、最悪の場合、メーカー宛に修理(分解して洗浄)を依頼しなければならなくなる。
プラチナ万年筆では、万年筆では当たり前とされてきたこの問題を、お客様の立場に立って原点に戻り、なぜできないのかを突き詰め、この課題に取り組みました。
回転ネジ式キャップで初めて耐久性を考慮した完全気密キャップ「スリップシール機構」を実用化する事により、プレピー万年筆 やプレジール万年筆のスナップ式に続き、実用化困難とされていた回転ネジ式キャップの高級万年筆でも完全気密を可能にしました。
|
|
|
| |
|
