出雲国は、古くから和紙の生産地であり、書く事に対して非常に造詣の深い土地柄です。 プラチナ万年筆では、創業者 中田俊一の生誕の地でもあるこの地を起源としているご縁から、2010年に島根県出雲市の協力を得て、「出雲シリーズ」を創出しました。 「出雲シリーズ」は、素材を吟味し、各分野の職人が最高の技を施した筆記具で、出雲市が認定する「出雲ブランド」に認定されています。
漆の歴史は古く、石器時代まで遡ります。 『うるわし、うるおす』が語源とも言われ、時代を越 えて今もなお日本文化に根づき伝統工芸品として色々な表情を見せています。 『塗り』には多く の技法があり、この『溜塗り』は光沢の中に深みのある色が特長で神秘的な味わいがあります。 下地の漆の色が仕上げに塗った半透明な漆によって、透けて漆溜まりが見える事に名前が由来 していると言われます。 更に特徴的な表面の鮮やかな艶は「呂色仕上げ」という技法を用い炭 で表面を研ぎ、漆をまんべんなく塗り込み、一本一本磨く事を繰り返し仕上げました。 時間の 経過と共に漆溜まりが鮮やかさを増し、軸のエッジ部分が毎日使用していくと変化する事で持 つ人を楽しませてくれます。 シンプルな佇まいですが凛としたこの一本は、驚く程の工程数と デリケートな環境で伝統工芸技法が施され完成します。
※メーカー欠品の際は、受注生産にて承っております。 ※受注生産による注文確定後のキャンセルはお受けいたしかねます事をご理解・ご容赦いただけますようお願い申し上げます。
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