螺鈿細工は、夜行貝やアワビの真珠質の部分を砥石で磨き、一定の厚さに揃え、漆塗面に埋め込んだり、張り付けたりする技術で、光の当たり具合によって、貝の部分が美しく光るのを利用した加飾法です。
M1000「暁(あかつき)」は日本海産のアワビを用い、そのピンク、グリーン、バイオレットの光沢が美しい部分のみを帯状に切り取り、一枚一枚手作業で丁寧にキャップと胴軸に貼り付け、赤漆の塗りこみと研磨を数回繰り返し、さらにウレタン塗装を行った後に乾燥させ、数回研磨を行います。 その後に仕上げ磨きを行い、作者名と限定番号を蒔絵の技法で書き込み、金粉を蒔き乾燥後に拭き漆を行い乾燥させ、研磨を行い仕上げます。
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